縮小


今年まずやる事。
自分の仕事を縮小する。


やってみて気づいたこと。
人様の癒しは、大変。
うかつに手を出していい問題とそうでない問題がある。
セラピストとクライアント、ヒーラーとヒーリーの間には、ある力学が働くからだ。


別に何かとんでもない失敗をしでかしたわけではない。
ただ、役割がついてしまう、という事に気づいたのだ。
そして、感謝される事も非常に多いんだけど、時には依存されたり、恨みもかったりしてさ。
依存さんをお断りする時も大変労力を使うし。
なによりやる側、あたしが傲慢にならないようにいつも気を使っていないといけない。
人に先生、と呼ばれるようになったら、エゴは増長するもんだ。
別にあたしは、えらくもなんともないのに。ただのぐうたらであほな女なんだよぅ。
先生、って言葉は魔力を伴う。それに気づいてしまったからだ。


こんなんやったら、普通に仕事してる方がええわ、と思った。


友達もなんだか前よりお伺いが多くなった。
なんかあったら、相談役になってしまう。
まぁ、やる前から相談役というのはその傾向が強かったんだけど、仕事やりはじめたらさらにそれが増えた。
それやったら、そんなん友達じゃないやん、と。
そして、そういう関係性は、いらないんだよ。相談ばっかりしてくるってなんなのよ、と。
一緒に飲んでへらへらする、とか、Live行ってただ一緒に踊って遊ぶ、とか、そんなんでいいんだ。
気楽なのが友達なはずだ。一方的にお伺いばかりたてられるってそれはもう友達やないやん、とか、思ってしまって。


セッションのほうは縮小しよう、と決めた。
エッセンスだけ調合する人になろう。
エッセンスはマニアックだから求める人はある程度理解の上でわかって来てくれるから、説明凄くしなくていいし。
超絶ニッチマーケットだから。
意味わかんないもんな、お花の波動ってなんじゃそりゃ?みたいな。
あたしは自分で効果があったので、はまったのだけど。
特に交通事故。突発事故の時に何故か非常に精神が安定する。
事故のトラウマというか恐怖感がほんとにみるみる癒えて、あれがなかったらあたしも信用しなかったと思う。
恐怖感で身体が固まってしまう。筋肉がギュッと縮小してしまって、それがほどけなくて、身体の不調となる。
精神的ショックが大きくて尚且つ身体にダメージくらうわけで、事故は、なかなか癒されない。特に精神が。
車に乗る事自体がとても怖かったり、大きな音でビクゥッとかなったり。
あたしは車と自転車の接触事故で、左折巻き込みで引っ掛けられた時、たまたま友達が教えてくれたフラワーエッセンスでなんでかわからんけど、それはスルリと数日でなくなったのだ。今まで何度か事故にあってきた。バイクでぶつかったり、おかま掘ったり掘られたり。でも恐怖感の癒え方が尋常じゃなかった。なんでこんなにすぐ怖くなくなるんだろう?って。精神が癒えると傷の治りも早かった。ほんまわけわからんと、当時は思った。
だからほんとにびっくりしてしまって、「なんじゃこりゃぁ〜」とマニアックな勉強に走ったのだった。
人体実験まっしぐら。いっぱい飲んだ。次から次から。
気がつきゃプラクティショナーの資格を取ってしまっていた。


しかし、頂くお金よりも神経すり減らす事の方が非常に多い。
ようは出るもの入るもののバランスがとれないよ、という事だ。
それだったら、仕事にする前みたいに自分の気が向いた時に好意でするほうが、ぜんぜんいい。
身体メインの調整だったら、お金貰わなくても。自分の気の向いた時だけでいいやんか、と。
商売というものは拡大するなら宣伝するものだ、でも縮小する時はどうやるんだろう?
まぁ、今までも宣伝はしてなかったわけで、口コミだけだから、あんまりそんなに心配しなくてもいいんだけど。
自然的フェイドアウトを狙おう。


しかし、これらの事、自分でやってみてわかった事だ。
それがわかってありがたい。


そう決めたら、新年早々エッセンスのクライアントがいきなり2名も同時に作ってくれって言ってきた。
なんなんでしょう?一体。


やめさせてくれないのかい?
まぁ、流れに身を任すか…、とか、思ったりしてる今日。