風邪引きと名のついたサボリ


本日仕事納め。
しかしながら酷いといったほどではないのに会社を休む。
気分。
仕事納めを休むなどとは酷いやつかも知らんしかしながら身体のいう事は正直に聞かねばならぬ今日のあたしの身体は「行くな」と囁いたので行かないもん。
たいがいこういう時において身体のいう事を聞かず頭のいう事を聞いたらとんでもない目にあうのを知っているからだ。
頭なんか信用してはいかん。頭は有用なツールであるだけでほんとのところは何もわかっておらんのだ。
身体のいう事を聞いておればそちらの方が正しいという事は自明の理。
他の人がどうあろうとあたしは自分の身体に正直に生きる事を選んできたしそれにより色々な危機回避を今まで散々経験してきたのだからここは曲げない。


皆が身体に悲鳴を上げている。
会社の人達を見ているといつもそう思う。
本人達はそれを只の不調だし、とみなしているところが悲しいが。
今年新社長はボーナス半分カットというとんでもない策に出た。
業績不振を理由にしているが、あたしは彼の作った資料が嘘の数字であったことを見抜いているので、「ふうん、そうきますか」と淡々と現状をとりあえず見てみるか?の静観スタイル。
それを受けてからの社員の身体がどんどんと悪化。
みんな頭ではわかってなくて、身体が自動的抗議を開始してるのだ。
アトピーを悪化させつつステロイドで顔の腫れを抑えてる人、毎日頭痛だと薬を飲みまくってる人、お腹がゆるくていつも薬を事務所に貰いに来る人、トイレにこもり30分以上でてこない事を一日数回繰り返す人、仕事中突然ギックリ腰になる人など、今や病気の巣窟か?の勢いである。


さすがにギックリ腰の子は見るからに辛そうだったので、こっそり調整をしてあげたら、「なんで動けるようになるんすか?痛くないなんでなんで?ぅあ!俺今まであなたの事みくびってましたわ」と言われる。
あたしがセラピストやら身体を調整するなにやら訳のわからぬ仕事をしてることを知ってるのでこの発言。
症状が出てるときしかこういうのってわかんないからな、ははは、と流しとく。
翌日、このまま一日寝なさいよとあたしが言ったにも関わらず、帰りに整体へ行ってより痛くなって酷い目にあいました、と言ったのには笑い飛ばしてやったが。ほんという事聞かないなぁ、タダセッションしたのに。
やっぱりタダだと人はそれを大切にしないよな、と思う。
自分がお金を出してもいいと思うほど辛いとか自分が変えたいとか、そういうのがないと受け取れないんだよな。


身体の声を聞かないと結局自分が後で辛いだけだ。
健康は会社は保障してくれない。
身体は自分のものだ。
身体より大切な仕事なんてない。
死ぬまで使う自分の身体、それをいたわってやるのは自分しか出来ないのだから。
そんな事でなくなる仕事ならなくなればよいのだ。
いつだって、なんとかなる。


そう。
なんとかなるんだよ。