9cm


日曜東京日帰り。


スーツを着て出かけなければならない事が急遽決まって、こないだ着たのはフラットシューズに合わせてスソ上げしたパンツでちょっと5cmヒールではスソが中途半端に短かくシルエットが気に入らない、普段の仕事はカジュアルで今の季節で手ごろなのがないので土曜日慌てて買いに行き、スソ上げしないままたいがい5cmヒールで着れる長年買ってるところのものだったのでだいたいのサイズ展開でこれならいけるだろうと持ち帰り5cmヒールを合わせたら、ちょっとギリギリでこれでは擦れてしまうと思い綺麗に見えるバランスのヒールを合わせてみたら9cmヒールだったのでしょうがないから久しぶりに履くか、と思って一日履いたら寒かったせいもあるだろうが家に着いたら足がつった。ピキーン。やっぱりもうヒールは長時間履けないなぁと思った。数年前にとんでもない角度で足を挫いてからヒールをやめた。今では履くのはセレモニーの時だけなので結婚式とかだと会場の中だけだから10cmヒールとかでも履くんだけど、ヒールはやっぱりアスファルトを歩くもんじゃないんだよ!絨毯の上限定の靴だよあんなものは!とか履けなくなってからは悔し紛れに暴言を吐いたりする。5cmまででしょう、アスファルトを歩くのは。しかしセレモニーはそんなにないので7cm〜10cmヒールは眠ったままである。たまに眠りから起こされ封印が解かれてこのように履いたとしても結果は足がいたたたたたた、で、もうなにやってんだろうばかみたいとか思いながらもヒールを履くのは気持ちよい行為だったりする。身体には非常に悪いが精神にはたまには必要な背筋の伸びる行為であるところの高い靴で靴音鳴らして歩くってぇのは。おまけに背が170cmなのでおおむね180cm達成で東京の電車とかでは非常に呼吸がしやすいわけで爽やかだったりして。しかし普段役に立っていず眠ってばかりの靴たちの活用法と言えば後思いつくのは、あぁ、だれか踏まれてくれないだろうかくらいしか思いつかないではないか外を歩けないんだからさ、けけけ、とか言いたくなったりしてしまうくらい痛かったという荒んだ気持ちを綴ってみた本日でございます。
いいんだもうあたしはスニーカーとビルケンで暮らしていくのだから。いたたたた。