飛ぶ


友人が引越しをするからと、色々なものを頂いた。
ありがたいああありがたい。


友人と話をしていて、「メールで退職」ってそれはどうなの?と言われた。
はい、勿論その通りでございます。
長年社会人をしているので、あたしもそんな事は重々承知である。
ただ、実際世の中にはそういう行動をあえてとらねばならない事がある、という事だと説明した。
絶対に書けない、もっと裏の裏があるからだ。
あたしが見たものはいわゆる、コンプライアンス云々の事である。
ここには、書けないことが多すぎるほどの、色々なものを見聞きした。


通常、人は規範どおりの行動を取ろうとする。そしてそれはおおかた、正しい。


ただ、本当にそれではダメな時、人は一体どういう行動を取るのか、という話をした。


そして、いざ、が起こった時のために、行動できる資本は貯めとけ、という話になった。
資本がないと素早く行動できないからだ。


べつに好きでもなんでもないけど、昔、山手線だかどこだかのドアにシールで張ってある宣伝に書いてあった、スガシカオの文句を思い出した。


「やりたいことがないときは金を貯めろ、いざというとき飛ぶために」


やりたいことだけではない。
ほんとうにいざという時のために最低でも3ヶ月暮らせるだけの資本は持っておいたほうがいい。


お金とはそういうものであると思う。
仕事とお金は直結している。
だからこそ、ちゃんと自分で確保するべきものは確保しておく事が必要だと、今更ながらに思った。