落ちたり受かったり


仕事は落ちた。
プチ圧迫面接だったなぁ〜なんて思ったり。
面接されたとき、前職について勿論聞かれるわけで色々答えるわけだが、前は扱っていた商品が小さなものというのを聞いて、あきらかに馬鹿にしているような顔をされたときに、「ふ、ちっちぇぇな」と思った。
なぜなら小さなものを売っていてもその会社よりも年商は大きかったからだ。
小さなものを馬鹿にする気質がにじみ出るその態度がうーむみたいな気持ちになった。
小さなものを扱えるということは大きなものも扱えるという事を知らないようではなぁ〜なんて、その面接官の態度を見て思った。
微細なものの方が手間がかかるわけだからさ。


同じ部屋であたし含め4人の候補と試験を受けた。
男性二名、女性一名、もひとりあたし、の構成。
40代中盤風オヤジ一名、30代後半神経質そうな男性一名、おばさん一名、そしてあたし。
あの中で誰が受かったのかなぁ〜なんて、ひとごとのように思った。


そして、学校の選考は受かった。


って事で学校へ行くという流れになったので学生のようなものとしてしばらく暮らすことになる。


家族が心配しない。
なんでやねん…、とか、ちょっと思ったりする。
そして、友達も誰一人として心配しない。
皆が皆、同じような事を言う。


「ま、今まで一生懸命働いていたのだから、今はゆっくりしたらええのよー」と。


人間というものは面白い。
全面的に心配してくれないとちょっと心配されたくなってしまったりするこころが表れたりするのである。


そういう自分の気持ちをぼんやりと眺めてたらすごく久しぶりの友達から電話。


前回話したのは一年半前だったような。
そのころ元嫁と復縁して同居し始めた、と言ってたので「末永く幸せに暮らしましたとさ、めでたしめでたし」というストーリーを生きているのかと思っていたら、また一人に戻ったと。
あらまぁ、それはご愁傷様でございましたねぇ…、という話になり、いやぁもうそれならいっそのことあと1年くらいお互い彼氏彼女できなかったら、結婚しましょか?うひひ、とお互いに笑い転げる。
結婚するということはやらねば話は始まらんのだから初夜どこにいこうかねー、お、ひなびた温泉にしよう、そして心中と間違えられて泊めてもらえない…とかいう展開でどや?などといいつつ、まず男と女はやらねば話は始まらん。相性がよくないと好きよ(はぁと)なんて気持ちだけでは長続きせぬものなーとか普通に言っちゃう人生の経験を持っちゃったバツイチ同士の会話というものは目も当てられぬほどの本音が飛び交ったりして、電池切れで電話終了。